【安田記念】マイティ馬なりで破格時計

 「安田記念・G1」(6月2日、東京)

 小気味よいリズムを刻んで、見た目以上の数字をたたき出した。悲願のG1タイトル奪取に燃えるショウナンマイティが29日、栗東坂路で4F51秒8‐37秒1‐12秒2と出色の時計をマーク。馬なりだったことを考えれば、破格と断言できる。

 「軽く気合をつけて、反応を確かめた程度でしたが、自分が思っている感覚以上の、いい時計で走ってくれましたね」と騎乗した浜中は納得の笑みを浮かべる。一方、見守った梅田智師は少々驚きの表情。「まさかあんなに時計が出るとは思わなかった。具合がいいんだろうね」と感服した。先週23日の坂路で一番時計を計時。当週は抑えめの予定だったが、それでも数字が出てしまう。絶好調であることは疑いようがない。

 初のマイル戦をクリアできれば戴冠も可能だ。直線の長い東京なら、道中のポジションが悪くても、自慢の豪脚で相殺できる。主戦は「もちろん、勝算はあります。長い直線で持ち味を存分に生かしてあげたいですね。思い入れの深い馬ですし、何とかG1を取らせてあげたいんです」。頭に描くは、直線一気。思いの丈を手綱に込めて、待望のビッグタイトルを手にしてみせる。

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