【安田記念】ブラックヒル平常心で臨む
「安田記念・G1」(2日、東京)
1日の午前11時40分、昨年のNHKマイルCの覇者カレンブラックヒルが関西馬一番乗りで、東京競馬場に到着した。今回で東京遠征は5回目。「輸送は慣れたもの。もともと、おとなしいタイプだしね。それにしても午前中は高速道路がすいていていいねえ」と、西口厩務員はにっこり。
今年2戦はフェブラリーS15着、マイラーズC4着。勝利を手にしていないが「4歳になった今が成長期。どんな環境にもそれほどピリピリしなくなっているからね。すっかり落ち着きが出てきたよ」と精神面の成長に目を細める。
最内枠だけに、馬群に包まれる可能性はある。だが、NHKマイルCでは好スタートから逃げ切っており、先行力を生かすには願ってもない枠と言える。他馬の出方など気にすることなく、自分の競馬に徹すればいい。
「どんな競馬をするかは乗り役(秋山)に任せるしかないよ。天命を待つ、今はそんな心境だね」。気負わず、平常心で大舞台に挑む。