【函館SS】パドトロワ輸送クリア
「函館スプリントS・G3」(16日、函館)
昨年のサマースプリントシリーズを制したパドトロワが、意気揚々と北海道に乗り込んできた。
叩き良化型であることを見越して、陣営は京王杯SC(14着)で闘魂を注入。「休み明けで走らないのは仕方ない。もともとおっとりした馬だから。前走の着順は気にしないでいいと思いますよ」と金山助手が話すように、あくまでも狙いはここから先だ。
5日に函館入り。「2年前(6着)は輸送熱が出たからそこを心配した。でも今年は大丈夫」と課題も無事にクリアし、順調に調教メニューを消化している。「年齢的に良化度は以前よりスローだけど、叩いて体の張りは確実に良くなった」。昨年は4着。洋芝は重賞Vを含めて〈2・0・1・2〉と得意だが、不思議とこのレースには縁がない。今年はスカッと決めて、シリーズの主導権を握る。