【宝塚記念】ビシッと3発ゴールド上々

 「宝塚記念・G1」(23日、阪神)

 ファン投票2位。秋春グランプリ制覇を目指すゴールドシップは12日、栗東坂路でシルクシュナイダー(5歳1600万下)と併せ馬。しまい重点に脚を伸ばし、4F56秒2‐40秒4‐12秒5をマーク。大きな芦毛の馬体をはずませて、ゴール前で0秒5先着を果たした。

 スイッチをオフからオンへ切り替えるように、ラスト1Fから右ステッキを3発連打。手綱から伝わる手応えに、内田博は「“反応を見てもらいたい”という指示。全体時計はそんなに速くなかったけど、最後は12秒台だし、馬も元気がいい。いい感じできている」と期待通りの内容に納得の表情を浮かべた。

 天皇賞・春5着からの巻き返しへ。主戦が自ら志願し、11日から栗東に滞在している。レースまで時間の許す限り、付きっきりで調教をつける予定だ。テーマは「絆を深める」こと。新たな発見もあった。「普通キャンターをしたときに“意外と乗りやすい”と思った。歩いたり、ダクのときは止まったりして気難しい面を出すけど、キャンターに行ったら素直なんだ」。小さな気づいた点を積み重ね、着実にVへと近づいている。

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