【新馬戦】キャンバス仕上がりは抜群

 「新馬戦」(16日、函館)

 偉大な父の背中を追う。日曜函館5R(芝1200メートル)でデビューするキャンバス(牡)は、新種牡馬ディープスカイの産駒。父を管理した昆師は、当然ながら特別な感情を抱く。「ダービー(08年)を獲らせてもらったんだから。種牡馬としていい結果を残してほしい」としみじみ語る。

 父は使いながら地力を強化し、頂点に上り詰めた。「でも、この馬は牧場でしっかり攻めてから移動した。体に痛いところもなく、順調にきている」と仕上がりの良さがセールスポイントだ。12日には函館芝で5F66秒4‐37秒8‐11秒8と上々の切れを披露。「これから、もっと体は良くなりそうだけど、現時点で注文を付ける点はない」と初戦Vへ自信をのぞかせた。

 非社台系の馬で好成績を残してきたトレーナーは、馬産地全体の活性化を強く願う。「ディープスカイ(ダーレージャパン・スタリオンコンプレックスでけい養中)なら日高の方々も種付けがしやすいはず。まずはこの馬でいい滑り出しを決めたい」。父の主戦と同じ四位を鞍上に迎え、夢への第一歩を記す。

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