【宝塚記念】ジェンティル調整計画通り
「宝塚記念・G1」(23日、阪神)
心身ともに臨戦態勢に入っているジェンティルドンナ。最終追い切り翌日の20日は軽めの運動でコンディションを整えた。うるさい面は見せず、落ち着いた姿が印象的。井上助手も「追い切りは馬場が軽いのもあって、楽に上がってこられた。負荷がかかり過ぎたわけじゃないし、そこまで気持ちも高ぶっていないですよ」と納得の表情を浮かべる。
計測した馬体重は480キロ。先々週は484キロ、先週は482キロだった。2週続けて栗東坂路で4F51秒台ときっちりと調教を消化しているが、ほとんど馬体の増減が見られない。実が入り、馬が充実してきた証しだ。「本当に順調に、計画通りにここまできていますね」と力強くうなずく。
枠順は大外枠の(8)枠(11)番に決まった。「最後入れはいいと思う。待たされることもないですし。内から好位に行く形でもいいけど、外からプレッシャーをかけられるよりは、自分から行く形の方がいい」とプラスに捉える。05年に同じ牝馬で勝利したスイープトウショウと同じ馬番でもあり「あやかれたらいいですね」と笑顔。8年ぶり史上3頭目の牝馬による宝塚記念制覇へ‐。昨年の年度代表馬が春のグランプリで再び現役最強を証明する。