宝塚記念を制覇し、復権を果たしたゴールドシップ（牡４歳、栗東・須貝）は、２３日の午後８時過ぎに栗東トレセンに帰厩。一夜明けた２４日は、厩舎の馬房で激闘の疲れを癒やした。「脚元をチェックしましたが、むくみもなく、とてもスッキリしていました。カイ食いもいつもと変わりありません。強い馬が強い競馬をしてくれました。ああいう競馬をずっと見たかったんです」。体調を確認した須貝師は、愛馬をねぎらい笑顔を見せた。

　担当する今浪厩務員は「今回はケイコの時から自分から行くところを見せていました。巻き返してくれて、本当にうれしかったですね」と振り返り「強い競馬をしてくれたので、この先がとても楽しみになりました」と秋を見据えた。

　今週中にも放牧に出て、夏場を休養に充てる予定。国内専念は既定路線となっているが、具体的なローテーションは今後煮詰めていくことになる。