【七夕賞】ダコール重賞初Vへ調整順調
「七夕賞・G3」(7日、福島)
7度目の挑戦で念願の初タイトルを狙う。過去6度の重賞では〈0・1・2・3〉と結果が出ていないダコールだが、近2走は2、3着と、勝利まであと一歩のところまで来ている。特に前走の新潟大賞典は、直線で致命的な不利を受け、内に進路変更を余儀なくされての結果。最後はメンバー最速タイの上がり3F34秒0の脚で追い込んでいるだけに、中竹師も「あれは痛かったね」と悔しがる。
反撃に向け、中間の気配は良好だ。6月26日に栗東DPで行われた1週前追い切りでは、5F62秒2‐35秒9‐12秒9の好時計をマークし、活気のある動きを見せた。「サッとやったけど、動きも体もいいし、ここまでは思い通り。前走くらいの出来をキープしているよ」と、ここまでの仕上がりに合格点を与える。
10F戦は福島記念の3着を含む〈2・1・3・1〉と、全てで掲示板を確保するなど、抜群の安定感を誇る。「福島コースにも実績があるからね。良馬場なら、確実に切れる脚を使える。重賞を獲らせたいし、それくらいの力がある馬」と力が入る。ダービー馬のキズナを筆頭に上半期の競馬界を盛り上げたノースヒルズ軍団が、7日7日の七夕賞で、また一頭“期待の星”を輝かせてみせる。