【プロキオンS】古豪カモンさらに上昇

 「プロキオンS・G3」(7日、中京 )

 軽快な脚さばきで上昇ムードを漂わせた。ダノンカモンの最終追い切りは3日、栗東CWで単走。序盤は外ラチ沿いをゆったりと走る。直線に向いても、まだ手綱は持ったままだ。ラスト1F付近でようやく仕掛けられると、素早くギアチェンジ。6F85秒4‐40秒2‐13秒1。全体時計こそ目立たないが、四肢を伸ばして力強くフィニッシュした。

 見届けた池江師は「単走だったけど、動きはまずまず。上積みはありそう。抜群ではないけど、前走よりはいいかなという感じ」と及第点を与える。以前は抜け出して物見をするなど精神的に幼い面もあったが、この日は単走ながら最後まで集中した走りを披露。7歳にして、心身ともに充実期を迎えている。

 前走のアハルテケSでは名手・戸崎圭が13戦ぶりに勝利へと導いた。「抜け出してから鞍上が促したら、もうひと伸びしていた。あのへんはさすがだね」と指揮官は手綱さばきを絶賛。2戦連続のコンビなら、さらに持ち味を引き出せるはずだ。久々の白星で勢いに乗った古豪が、悲願の初重賞Vを成し遂げる。

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