「プロキオンＳ・Ｇ３」（７日、中京 ）

　グロリアスノアが２年７カ月ぶりに実戦に復帰する。１０年のＪＣダートでトランセンドの２着に好走した後に左前屈腱炎を発症。いったんは回復したものの、昨秋に再び左前でも違う箇所の屈腱炎が発覚。気がつけば長い年月が経過していた。

　ＪＲＡの休養明け重賞Ｖの最長記録は０７年京都ハイジャンプを制したテイエムドラゴン（１年７カ月ぶり）。平地では８８年オールカマーを制したスズパレード（１年３カ月ぶり）。今回、グロリアスが勝てば新記録達成となる。

　転厩初戦となり、初めてレースに送り出す小西師は「無理をさせずに坂路中心の調整。ブランクが長いだけに仕上がりは８、９分といったところ」と慎重な態度をとりつつも「パワーは違う」とポテンシャルの高さを強調。実力馬の復活を願っていた。