キズナ凱旋門賞へペースメーカー導入も

 7日の福島競馬の昼休みに、日本ダービー馬キズナ(牡3歳、栗東・佐々木)の関係者からの寄付金贈呈式が行われた。馬主の前田晋二氏が福島県(災害復興寄付金)へ、生産者の(株)ノースヒルズ代表・前田幸治氏が福島市(ふるさと復興応援寄付金)へ各1000万円を贈呈。幸治氏が代表で目録を手渡し「ダービーを勝った時から弟(晋二氏)と話し合い、東日本大震災で甚大な被害を受けた福島県の復興の一助になることを考えていました」と話した。

 キズナは現在、鳥取県の大山ヒルズで凱旋門賞・仏G1(10月6日、ロンシャン)へ向けて調整を進めている。同氏は「栗東には26日前後に戻す予定。預託先は最終的な詰めに入っています。フランスに帯同するステラウインド(牡4歳、美浦・尾関)はフォワ賞(G2、9月15日・ロンシャン)の内容が良ければ、1800万円の追加登録料を払って凱旋門賞にと考えている。キズナもペースメーカーがいる方がいい」と2頭での凱旋門賞挑戦の可能性を示唆した。

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