【函館記念】ソミュール折り合いついた

 「函館記念・G3」(14日、函館)

 重賞初制覇へ。エアソミュールが10日、函館Wで抜群の動きを披露した。3年ぶりの函館参戦となる和田も絶賛。本格化の気配を見せる4歳馬が北の大地で輝きを放つ。鳴尾記念を制して勢いに乗るトウケイヘイローも好調をキープ。重賞連勝を狙う。レインボーダリアも力強い伸びで、復調気配を漂わせていた。

 エアソミュールが函館Wで絶好調をアピールした。はるか前方を進むサンビスタ(4歳1000万下)を目標にスタート。3角から徐々に進出すると、持ったままで並びかけたところでフィニッシュとなった。5F69秒7‐39秒7‐12秒4。降りしきる雨も問題なく、実戦さながらの迫力で押し切った。

 ケイコをつけた和田も絶賛する。「4コーナーでは追いつかないかと思ったけどね。コーナリングがあまりうまくないんで、そこだけ気をつけて乗りました。気合も乗ってて、いい状態です」。唯一の不安だった折り合いもピタリとついた。「以前に乗っていた時は幼くてコントロールが利かなかったけど、今は落ち着きがあっていい。もともとクラシックが狙える馬だと思っていたし、レースが楽しみ」と、はやる気持ちを抑え切れなかった。

 4歳を迎えた今年に入り、いよいよ本格化の気配を見せている。大阪城Sでオープン初勝利を挙げ、鳴尾記念でも先行有利の流れのなか、メンバー最速の上がりで4着まで押し上げた。前走の巴賞ではこれまでになくスムーズに折り合い、好位から余裕たっぷりに抜け出す完勝劇。心身ともに充実している。

 昨年のプリンシパルS以来の再コンビで、3年ぶりの函館参戦となる和田も、パートナーに熱い視線を注ぐ。「きっちりと折り合えた時、どれだけ強いのか。これから上を狙っていく馬ですからね」。夢は膨らむばかり。重賞ウイナーの仲間入りを果たし、秋の飛躍へとつなげる。

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