【函館2歳S】ラブコール必死に応えた
「函館2歳S・G3」(21日、函館)
偉大な兄に続く重賞Vを‐。キタサンラブコールの最終追い切りは17日、函館Wで小林(レースは藤田)を背にカッパドキア(3歳500万下)との併せ馬。2馬身ほど先行する形でスタートし、直線は外へ進路を取る。鞍上が懸命に手綱をしごくなか、僚馬に手応えこそ見劣ったが、最後まで食い下がって5F69秒3‐39秒1‐12秒5のタイムで併入に持ち込んだ。
鞍上は「ゴーサインを出した時の反応は良かった」と上々の感触。鈴木助手も「前はイライラするようなところがあったが、落ち着いている。相手は攻め駆けするタイプ。あの馬の外に行ってあれくらい走れればいいんじゃないかな」と合格点を与えた。全兄にはスプリントG12勝のローレルゲレイロを持ち、オーナーは歌手・北島三郎(名義は大野商事)。話題性十分の血統馬が、まずは兄が06年に2着に敗れた一戦で初のタイトル獲得を目指す。