【凱旋門賞】キズナ絶好、余裕の併入
「凱旋門賞・仏G1」(10月6日、ロンシャン )
視界は良好だ。凱旋門賞を最大目標に見据えるキズナは14日、栗東坂路で併せ馬。アップトゥデイト(3歳1600万下)を追いかけて4F52秒3‐38秒4‐12秒5を記録した。一杯に追われる相手を尻目に、ダービー馬は軽く仕掛けた程度。余裕の併入で好気配を伝えた。動きを見守った佐々木師は「キビキビとしていていい動き。順調だし変わりなくきているよ」と納得の表情だ。
出国まで2週間ほど。「今週末もやるし、甘やかさない。来週はジョッキー(武豊)に乗ってもらう。それが本追い切りと思ってもらっていい。2週続けてやれば十分でしょう。向こう(フランス)では2回追う」と青写真を説明した。今後は栗東で輸出検疫を受けて30日夜に出発し、31日に成田発の便で出国。本番と同じ舞台で行われるニエル賞・仏G2(9月15日)をステップに世界最高峰レースへ挑戦する。