【キーンランドC】ストレイト順調
「キーンランドC・G3」(25日、函館)
ストレイトガールが今夏の函館で戦い続けて、もう約2カ月半になる。使っては勝ち、勢いを増して6戦目でたどり着いた重賞の舞台。猛進を続ける4歳牝馬を今さら追い詰める必要などないのだろう。21日の朝一番、函館Wでの追い切りは終始馬なりのまま5F68秒3‐37秒8‐12秒7。それでもフットワークは非常に軽やかで、仕上がり切っていることを印象づけた。
田中助手は「予定通りの動き。順調そのものだね。連勝中と同じ動きだから、あれなら楽しみだよ」と5連勝に向けて好感触。形式上は使い詰めであることに違いない。疲れを心配する声は間違いなくあるだろう。だが「疲れは全くないよ。使った方が調整をしやすいし、今回が一番いいくらいじゃないか」と、不安を笑って打ち消した。
強がりではない。全12週という長期開催の函館で、ストレイトガールはずっと馬運車と無縁のまま過ごしてきたからだ。「ここではレース後も、自分で歩いて見慣れた馬房に戻ってくる。(普段とは)ストレスが全然違うでしょう」。ファンが見極めるべきは、また一枚上がるメンバーとの力関係のみ。状態面はまさしくピークとみていい。