【新潟記念】ダイナスティ本格化の兆し
「新潟記念・G3」(9月1日、新潟)
目下2連勝中と勢いに乗るニューダイナスティが、タイトル奪取に挑む。過去、重賞には3度出走し(10)(9)(11)着。だが、本格化の兆しを見せる今なら期待が持てる。古川助手は「ここでどこまでやれるか楽しみですね」とレースを心待ちにする。
これまでは先行押し切りがVパターンだったが、前走の関ケ原Sでは新しい一面を見せた。道中は中団を進み、直線では息の長い末脚を繰り出して快勝。「若馬の時は押さえ切れないところがあったが、前走はあのポジションでもマイペースで運べた」と精神面の成長を口にする。前走2着のメイショウナルトが次戦の小倉記念でレコードV。同馬を物差しにすれば、重賞でも十分に通用する。
今回の舞台は新潟。昨夏、佐渡特別をレコードで制したように相性はいい。「スピードの持続力があるタイプ。前走も5Fくらい脚を使っている。強みを生かしたいですね」と力を込める。着実に上昇曲線を描くディープインパクト産駒が、越後路で存在をアピールする。