【京成杯AH】アクティブ連覇へ攻めた
「京成杯AH・G3」(8日、中山)
レオアクティブは4日、2頭使いとなる僚馬ルナと美浦Pで併せ馬。半馬身遅れたが、追走したもので心配は無用。昨年に続く連覇へ態勢を整えた。
昨年の覇者レオアクティブが、同世代のルナと注目の初対決。上がり馬の僚馬がにわかにスポットライトを浴びているが、実績面では一歩も二歩もリードしている。その2頭が美浦Pで実戦さながらの併せ馬を敢行した。
4馬身先行するルナを目標に、レオアクティブは半マイルからスムーズに加速すると、直線入り口で内に潜り込んで馬体を並べる。一気にかわすかに見えが、そこから相手もしぶとく、再びリードを広げられると、半馬身届かずにフィニッシュ。5F65秒1‐36秒2‐11秒8をマークした。
それでも杉浦師のジャッジは悪くない。追い切りは毎回のように騎乗。今回も感触を確かめ「ルナは攻め馬で走るようになったから。少し後れは取ったが動きはまずまず。気持ち、状態を含め前回と同じくらい」と話した。
昨年は古馬と初対戦の朱鷺Sを快勝して、このレースに臨んだ。1分30秒7の世界レコードで見事なVを飾ったが、それ以降の8戦は未勝利と精彩を欠いている。指揮官は「成長がないのかな?(ハンデの)57キロは良馬場ならそうこたえない。昨年はあの時計で勝った。速い馬場が得意だから」と、高速決着に連覇への望みを託す。