「スプリンターズS・G1」(29日、中山)
前走のセントウルSに続く“王者狩り”はならなかった。
抜群のダッシュ力を駆使して、フォーエバーマークとの注目のハナ争いを制したハクサンムーンが刻んだ前半3Fは32秒9。かなりの急流に身を置きながらも、わずか3/4馬身差の2着に粘った内容は強い。「本当に惜しかった。でも自分の競馬はできたし、改めてこういう舞台でもしっかり走れることが分かった。また次に向けての手応えがつかめました」と酒井は前を向く。西園師も「悔しい。でも力をつけているね。また来年だ」と、次回のG1ステージでの初Vを誓った。