増沢由貴子引退、JRA女性騎手ゼロに

 JRAは9月30日、増沢由貴子騎手(35)=美浦・菊沢=が同日付で引退することを発表した。96年に細江純子、田村真来とともにJRA初の女性騎手としてデビュー。競馬学校“花の12期生”と呼ばれる同期には和田、福永などがいる。

 デビュー年から9、11勝と勝ち星を挙げたが、その後は落馬による休養や減量特典の終了により騎乗数が激減。11年は1鞍、12年は8鞍、今年はこれまで4鞍にしか騎乗していない。通算成績は948戦40勝(うち地方57戦6勝)。JRAでは04年6月20日の福島競馬7R(ダイワメンフィス)でのVが最後の勝利となっている。今後は美浦・菊沢隆徳厩舎で調教助手となる予定。

 06年に増沢末夫元騎手の長男・真樹氏と結婚し、登録名をデビュー時の牧原から増沢に変更していた。増沢の引退により、田村真来、細江純子、板倉真由子、押田純子、西原玲奈(姓はいずれも当時)と一時は6人いたJRA所属の女性騎手は不在となる。なお、JRA競馬学校には現在、藤田菜七子さん(16)が1年生に在籍しており、順調にいけば16年にデビューを迎える予定となっている。

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