カナロア、来週中にラストラン決定
スプリンターズSで史上2頭目の連覇&G1出走機会5連勝を達成したロードカナロア(牡5歳、栗東・安田)は、30日午前1時ごろに中山競馬場から栗東トレセンに帰厩した。「馬房での様子を見る限りは、いつもと変わらないですよ」と同一G1・3連覇を決めた安田師は安心した表情を浮かべた。負ければ引退の可能性があっただけに「スタートで後手を踏んだ時は“オッ”と思ったが、最後の末脚はすごかった。(勝って)うれしかったが、ホッとしましたね」と笑顔で振り返る。
年内での引退は決定しているが、「もう1走します」と師。次走は香港国際競走(12月8日・シャティン)で連覇のかかる香港スプリントだけでなく、同日の香港マイルや、国内のマイルCS(11月17日・京都)も選択肢に入れる。「オーナーとの話し合いになるが、来週中には発表できると思います。いい形で締めくくりたいですね」と改めて気持ちを引き締めた。