【毎日王冠】フラッシュ鋭伸だ
「毎日王冠・G2」(6日、東京)
実戦の“予行練習”となった。今春の香港Qエリザベス2世カップ3着以来の実戦となるエイシンフラッシュは、栗東CWでトーホウストロング(5歳1600万下)との2頭併せのはずが、3コーナーから他厩舎の追い切りと重なり、4頭で並ぶような形に。それでも、直線入口のほぼ横一線から、福永がハミをかけ直しただけで鋭く反応。先に抜け出して6F82秒6‐37秒6‐11秒7をマークした。
見守った藤原英師は「いつも、どんな時でもすごい動きをしてくれる」と目を細める。09年萩S3着以来のコンビとなる鞍上も「予定通りのメニューを消化できました。しまいもしっかり伸びてくれて、いい感じで仕上がってます」と手応えをつかんでいた。
昨年はここをステップに天覧競馬の秋の盾をV。10年ダービー以来の勝利で復活を果たした。今年も同じローテで天皇賞・秋(27日・東京)連覇を狙う。大目標は先だけに指揮官は「しまいを生かす競馬で、次へつながれば」と控えめだが、馬体、息遣いなど仕上がりは万全。本番へ向けて、存在感を示す。