「デイリー杯２歳Ｓ・Ｇ２」（５日、京都）

　マイル重賞もアキコにお任せだ。ホウライアキコは栗東坂路を単走。テンこそゆったりと運んだものの、ラスト２Ｆから徐々に加速。余力たっぷりにしまいを伸ばして４Ｆ５４秒６‐３９秒３‐１２秒２をマークした。ケイコをつけた和田は「いい動きをしていたと思う。使ったことで乗り味が良くなっているし、いい馬になったね」と満足げな笑みを浮かべる。南井師も「先週もしっかりとやっているし、これで十分でしょう」と納得の表情だ。

　デビュー戦を衝撃のレコードで逃走Ｖを飾ると、続く小倉２歳Ｓは好位から鋭く抜け出して重賞初制覇。卓越したスピードが武器だが、決して逃げ一辺倒ではないあたりが頼もしい。今回の参戦について指揮官は「阪神ＪＦ（１２月８日・阪神）を前に、マイルを一度経験させておきたかったので」と説明。暮れのＧ１に向けて大きく弾みをつけたいところだ。

　「やってみないと分からない部分はあるけど、持ち味を生かせれば」と主戦も意欲的。無傷３連勝の先には頂点が見える。