【菊花賞】エピファ栗東CWで好気配

 「菊花賞・G1」(20日、京都)

 皐月賞、ダービー2着のエピファネイアは14日、栗東CWで単走追いを行った。「大事なのは折り合いと反応」と角居師。道中はガツンとハミを取るシーンもなく、4F54秒8‐39秒0‐12秒0を馬なりで計時した。「いい動きをしていましたよ。落ち着きもありました」と課題をクリアし、指揮官も納得の表情だ。

 馬場入りでテンションが上がる面があるため、対策を講じている。この日は1度、CWを軽く周回してから地下馬道を通って角馬場へ。再度、コースに登場して時計をマークした。「あえて地下馬道に入れて精神的にオフにしてから馬場入り。抜くことを覚えさせている」。ぴったりと折り合った調教内容からも、その効果はうかがえる。

 秋初戦の神戸新聞杯は2馬身半差で快勝。「うまくためが利いていました」と、夏を越しての成長を示した。舞台は3000メートルとさらに距離は延びるが「距離適性としては血統的に大丈夫だと思う」と克服に期待を寄せる。

 皐月賞馬、ダービー馬が不在の最後の1冠。牡馬クラシック初制覇を狙う福永とともに、良血馬が悲願のタイトルを手にする。

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