【菊花賞】バンデ外国産馬初制覇だ
「菊花賞・G1」(20日、京都)
スタミナに絶対の自信を持つ。バンデは1000万下特別を勝ち上がったばかりだが、型にはまったときの強さはこれまでの内容が証明済みだ。
500万下特別とはいえ、3走前の積丹特別が衝撃的だった。2着馬を実に2秒8もちぎる圧巻の大差V。ハナを奪い、最後まで影をも踏ませなかった。春とは何が違ったのか。「トモ(後肢)がしっかりした。当時から先生(矢作調教師)も“秋になって良くなる”と言っていたので」と柿崎助手は説明する。
続くセントライト記念は6着。台風の影響から延期となったレースを「微妙にこたえたのかも。1泊延びましたから」と振り返る。この時、集中力を欠いたレースぶりだったことから、前走でブリンカーを着用。菊出走へ負けられぬ一戦で6馬身差の圧勝を決めた。「逃げる形がいいのか、ブリンカー効果なのか。いずれにしても長い距離が合う。大跳びだし、切れる脚はないけどしぶとい」と長丁場に自信をのぞかせる。
出来も万全だ。「カイバもしっかり食べるし、順調。春から使いたいと思っていたレースですから」。(外)馬初の菊花賞制覇を狙う。