「菊花賞・G1」(20日、京都)
56年ぶりの不良馬場決戦となった3歳牡馬ラスト1冠を制したのは、単勝1・6倍の1番人気に支持されたエピファネイア。
生産者のノーザンファーム・秋田博章場長は、シーザリオとの母子クラシックVに会心の表情。「お母さんはスピードがあったが、この馬は本当に持続性がある」とうなずく。道悪での完勝に、来年の凱旋門賞挑戦も現実味を帯びてきた。「来年の今ごろ、そういう馬になっているといいね」と目を細めた。
同ファームの吉田勝己代表も「菊花賞か、天皇賞・秋にするかを随分悩んだ。適性外の距離だったが勝てて良かった」と喜びを語った。