【天皇賞】ジェンティル仕上がりに自信
「天皇賞(秋)・G1」(27日、東京)
台風の接近による影響を考慮し、関西馬は通常より1日早く、25日の金曜日に輸送した。午前中に到着したエイシンフラッシュを除く10頭は、午後3時40分過ぎに続々と東京競馬場に入った。
昨年の年度代表馬ジェンティルドンナは小雨交じりの中、悠然と馬運車から降り立った。毛ヅヤはピカピカ。堂々とした立ち居振る舞いで出張馬房に収まった。日迫助手は「渋滞もなく、スムーズに来られたよ」とホッとひと安心の様子。
この朝は、栗東で坂路を1本上がってからの輸送となった。「そのおかげで(車の中で)カイバもしっかり食べてくれたよ」と笑顔でうなずきながら、「ドバイも経験して、だいぶ大人になってきたね」と成長ぶりをアピールした。
満を持しての秋初戦だ。「(帰厩後)2カ月乗り込んできたし、やることはやった。言い訳はできないね。これで負けたら仕方がないよ」と仕上げに胸を張る。
土曜朝は角馬場で調整する予定。「(競馬場に)2泊して、いつもより(レースまでの)間隔が長くなるのがどうかだけど、480キロ前後で出られたら。今の状態でいいので、あと2日、最後まで気が抜けないね」と表情を引き締めた。