【スワンS】リチャード好発から快逃V

 「スワンS・G2」(26日、京都)

 コパノリチャードが鮮やかな逃走劇を演じた。好スタートからハナを奪い、直線入り口では余裕の手応えで後続を待つ。ステッキが入ったのは残り300メートル。G1馬2頭を含む重賞ウイナー6頭を抑え、重賞2勝目を挙げた。

 浜中は「非常に強かったですね。距離も良かった。追い出してからも加速して、手応え通りに伸びてくれました」と満足げだ。

 宮師はこの勝利でJRA通算300勝を達成。休養明けだった前走は16着と大敗したが、一度叩いてがらりと一変した。重賞2勝目に「行くやろうとは思っていたけど、迷わずに行ってくれたから」と主戦の好判断をたたえた。

 マイルCS(11月17日・京都)の前哨戦を快勝。G1参戦については「マイルは長いかなという気もする。オーナーと話し合ってから」と明言を避けたが「京都なら行ってみてもいいかなと思う。強いメンバーで勝ったし、楽しみはある」と含みを残した。

 3歳馬では今年初の芝の古馬混合重賞V。スピード豊かな新星が進撃を続ける。

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