【AR共和国杯】ナルト重賞V2へ充実
「アルゼンチン共和国杯・G2」(11月3日、東京)
充実一途の5歳馬が重賞2勝目を狙う。メイショウナルトは2走前の小倉記念で初タイトルを奪取。名手・武豊の手綱に導かれ、1分57秒1のコースレコードを刻んだ。武田師は「思い描いた通りのレース運びをしてくれた。(昨春に)去勢してからガラリと変わったね。ここまで変わる馬は珍しい」と振り返る。
前走のオールカマーは2着に終わったが、勝ち馬とはわずか首差。十分に胸を張れるレースぶりだった。「内容自体は良かったと思うよ」。地力強化に一層、自信を深めた様子だ。
1週前追い切りは栗東CWで6F80秒9‐38秒5‐12秒0をマーク。雨で重くなった馬場を苦にせず、リズミカルな脚さばきを見せた。「すごく動いていたね。あとは当週、目いっぱいやれば大丈夫」と順調な仕上がりをアピールする。
天皇賞・秋ではなく、ここに照準を絞ったのは実を取るためだろう。「どんな競馬をしてくれるか」。初コースとなる府中でも安定した走りを披露する。