「みやこＳ・Ｇ３」（１１月３日、京都）

　ダート転向後は〈２・０・２・０〉。新境地を切り開いたブライトラインが、砂の重賞初制覇に挑む。「厩舎でじっくりと、ここを目標にやってきました。具合はいいです」と鮫島師は仕上がりに胸を張った。

　前走のエルムＳは１番人気に推されながら３着。ただし、勝負どころの４角で一瞬詰まり、脚を余したことを考慮すれば悲観する内容ではなかっただろう。「力負けではないと思っています」と反撃へ闘志を燃やす。

　ＪＣダート（１２月１日・阪神）出走を見据え、何としても賞金を加算しておきたいところ。「ダート路線は賞金を持っている馬が多いから、一戦一戦が取りこぼせない。まずはここを勝っておかないとね」とトレーナーは意欲満々。菊花賞、天皇賞・秋とＧ１連勝中で勢いに乗る福永を背に、勝負駆けをきっちりとモノにする。