笠松の牝馬ラブミーチャン骨折で引退
09、12年に地方競馬の年度代表馬に輝くなど、ダート短距離界で活躍した笠松の快速牝馬ラブミーチャン(牝6歳、笠松・柳江仁)が30日の追い切りで右前脚を骨折。現役を引退することになった。
11月4日のJBCスプリント(G1・金沢、ダート1400メートル)に向けて笠松競馬場で追い切りを行ったが、その際に右前脚の種子骨を骨折。「(追い切りは)軽めの予定だったんですが、これまでの疲労もあったんですかね」と柳江仁師は無念の様子で話した。
当初は来年3月に引退レースとしてドバイへ遠征するプランもあったが、骨折したことで「これだけの実績もあるので現役復帰は厳しいです」(同師)と、小林祥晃オーナーとの話し合いで引退が決まり、繁殖入りすることになった。けい養先は未定。
同馬は中央デビューの予定だったが、未出走のまま笠松へ移籍。持ち前のスピードを生かして交流重賞5勝を挙げるなど、通算成績34戦18勝を残した。