09年ダービー馬ロジユニヴァースが引退
09年のダービー馬ロジユニヴァース(牡7歳、美浦・萩原)が30日付で、競走馬登録を抹消した。
デビューから4連勝を飾りながら、1番人気の皐月賞で14着に惨敗。続くダービーでは不良馬場をものともせず、リーチザクラウン以下に4馬身差の圧勝で雪辱した。しかし、その後は体調不安に悩まされ続け、昨年の札幌記念で2年ぶりの復帰を果たしたが、14着に惨敗。これが最後のレースとなった。
萩原師は「復帰に向けて努力をしてきましたが、メドが立たず、オーナーと協議の末、引退することになりました」と説明。「厩舎の功労馬ですし、現実に引退となると感慨深いものはありますが、これから種牡馬としての活躍を切に願いたいところです」と第2の人生にエールを送った。今後は北海道新冠の優駿スタリオンステーションで種牡馬となる予定。通算成績は10戦5勝(うちG1・1勝を含む重賞4勝)。獲得賞金は3億4332万3000円。引退式の予定はない。