【アルテミスS】カテドラル気負いなし

 「アルテミスS」(11月2日、東京)

 ゆったりと進んで、直線でスパッとはじける。メリハリの利いた理想的な追い切りが、人馬の築いてきた信頼関係の証しだ。芙蓉Sの覇者マーブルカテドラルは30日、美浦Wでトーセンカフェ(2歳500万下)を7~8馬身追走。田辺との呼吸を崩すことなく、5F68秒1‐38秒6‐12秒0で半馬身先着を決めた。

 「リラックスして走れていた。前はがむしゃらになっている感じだったけど、フワッと走れるようになった」と鞍上。前走時と同様に、中間も熱心にケイコをつけてコミュニケーションを深めてきた。前向き過ぎる気性の封印に成功し「いい方向にいっています」と手応えを口にした。

 「気負いがなくなっている。いい雰囲気」と上原師も成長ぶりを実感。重賞タイトルを獲得し、意気揚々と阪神JF(12月8日・阪神)へ向かう構えだ。

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