【みやこS】レオーネ豪快、堂々主役へ
「みやこS・G3」(11月3日、京都)
560キロ級の巨体を揺らし、豪快に駆け上がった。30日、栗東坂路で単走追いのケイアイレオーネは4F52秒7‐38秒1‐13秒1をマーク。ラスト1Fは右ステッキでビシッと気合をつけられた。騎乗した幸は「最後は気を抜くところがあるので、きっちりと追った。具合は良さそう」と満足げ。見届けた西浦師も「体が大きい分、楽に走っているように見えるが、時計は出ている。いい追い切りだった」と合格点を与えた。
前走のシリウスSでは、勝ち切れないイメージを払しょく。しまいの甘さを補うべくギリギリまで仕掛けを我慢し、末脚を存分に引き出して古馬を撃破した。「この馬の特性を生かした乗り方だった。今回も前走のような競馬ができれば」と指揮官は重賞連勝に期待を込める。
今春のUAEダービーは10着に終わったが、陣営はリベンジに向けて虎視たんたん。再度のドバイ遠征を見据え、ここで大きく弾みをつけたい。「来年も招待されるように頑張りたいね」。培ったパワーを誇示し、堂々主役へと躍り出る。