【エ女王杯】ヴィルシーナ上出来

 「エリザベス女王杯・G1」(11月10日、京都)

 昨年2着の雪辱へ、ヴィルシーナが30日、栗東CWの3頭併せで活気にあふれる動きを披露した。最後方を進み、4角でインに潜り込む。先行するハワイアンソルト(4歳500万下)を楽にパスすると、ラスト1Fはヴォルシェーブ(2歳500万下)を目掛けてゴーサイン。大きく追走していた分だけ差し届かなかったが、5F68秒6‐38秒0‐11秒7と時計的には上出来だ。

 友道師は「テンにゆっくり入って、しまいだけサッと。予定通りだね」と納得顔。昨秋は秋華賞が最大目標だったが、今年はここ一本に照準を絞ってきた。「前走(京都大賞典8着)で長めの距離を使ったので、今度は折り合いもつくはず。ローテ的にも今年の方が力を出せるはず」と今春のヴィクトリアマイルに続く2度目のG1制覇へ、好感触を口にした。

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