【ボート】鈴木選手が死亡…練習中事故
山口県下関市の下関ボートレース場で2日、鈴木詔子選手(52)=すずき・しょうこ、48期・東京=が事故により死亡した。
同選手は、朝の練習に向かうため、揚降装置からボートを降ろしエンジンをかけた際、通常は低速であるはずのエンジンが、何らかの原因で高速状態になり急発進。そのまま制御することができず岸壁に衝突した。直ちに同市内の病院に搬送されたが、午前11時9分に脳挫傷による死亡が確認された。長府署は、操縦ミスやボートに不備がなかったか調べている。
鈴木選手は1981年に多摩川でデビュー。84年の芦屋で初優勝を飾った。通算成績は4752戦449勝、優勝5回。現在のクラスはB1級だった。
競走参加中における選手の死亡事故は、2010年5月1日、ボートレース若松で事故に遭い、同14日に死亡した岩永高弘選手以来、30件目となる。