【AR共和国杯】クリチャン混戦制した
「アルゼンチン共和国杯・G2」(3日、東京)
究極の仕上げで臨んだ一戦。アスカクリチャンと初めてコンビを組んだ戸崎圭が、鮮やかな手綱さばきを見せた。道中は中団に待機し、直線では迷わず最内へ突っ込んだ。「内はきれいにあいていた」。右ムチを連打してルルーシュをインからかわすと、アドマイヤラクティの追撃を余裕を持って退けた。
「たくさんいい馬に乗せてもらっているが、まだ失敗ばかりしている。もっと頑張らないと」。
この日6Rで勝利し、JRA移籍週からの連続勝利を36週に伸ばし、安藤勝己元騎手の35週を塗り替えた。「記録は意識していなかったが、安藤勝騎手の記録を更新できたのは自信になる」。今年JRAでは99勝で100勝の大台にも王手をかけた。
須貝厩舎も戸崎圭に劣らず勢いがある。先週の天皇賞・秋(ジャスタウェイ)に続き2週連続重賞ジャックだ。アスカクリチャンは7月に実戦復帰後、5戦全て掲示板をキープしており「タフやねえ。夏から連戦なのに、力を付けていることを証明してくれた」と賛辞を惜しまない。
「スタミナがあるのは分かっていた。次は様子を見てから」と今後については含みを持たせた。