【JBCS】エスポ交流G1連勝決めた
「JBCスプリント・交流G1」(4日、金沢)
役者が違いすぎた。古豪エスポワールシチーが3角からのスパートで楽々と押し切り、南部杯連覇に続く交流G1連勝だ。これでヴァーミリアンと並ぶ統一G1・9勝(交流G1・7勝。JRAG1・2勝)。未到の10勝目が見えてきた。
後藤は「シミュレーション通り。返し馬も前回より落ち着いていた。3角から動いたのは、この馬の勝ちパターンだから」と、パーフェクトな勝利を振り返る。安達師も自信を持って臨み、思い通りの結果に「無事に走って勝ってくれてホッとしてます。前走のダメージがなく、いい競馬ができると思っていた。本当に強い馬です」と愛馬をたたえた。次走は未定だが、JCダートは使わず年内休養の公算が大きい。
10月14日の南部杯当日が中央競馬の開催日。鞍上が宙に浮き、5日の復帰を決めた後藤に白羽の矢が立った。そのチャンスを見事に生かし、今回も結果を出した。落馬事故で一時は復帰も危ぶまれ、地獄を見た男が完全に自信を取り戻した。