【エ女王杯】福永3連続G1制覇狙う
「エリザベス女王杯・G1」(10日、京都)
ミッドサマーフェアに騎乗する福永祐一騎手(36)=栗東・フリー=が史上初の施行機会3連続G1制覇を狙う。菊花賞をエピファネイア、天皇賞・秋をジャスタウェイで連勝中。さらに先週のみやこSをブライトラインでVと、今週は自身初の4週連続重賞制覇もかかっている。
福永が“確変状態”に入った。菊花賞、天皇賞・秋の2週連続G1制覇に続き、先週のみやこSでも勝利を飾り、これで3週連続重賞V。今週さらなる快挙に挑む。
好調の要因を問われると「エピファネイアで勝った神戸新聞杯が大きかったね。理想のレースができて、自信を持てたから。いい流れをつくれたんじゃないかな」。春のG1は、エピファネイアで連続2着など未勝利に終わってしまったが、秋はそのエピファネイアがいいリズムを生み出している。
エリザベス女王杯ではミッドサマーフェアに騎乗する。前走の府中牝馬Sでは10着と着順こそ悪いが、着差は勝ち馬とわずか0秒3差だった。
小島太師は「道中で不利もあったしね。状態は言うことがないし、勢いにのある鞍上にも期待したい」と望みを託す。バトンを受ける福永は「乗ったことがないから分からないが、乗りやすそうな馬だと思う」と操縦性の良さに期待を寄せた。
昨年のフローラSで圧勝、続くオークスで1番人気に推されたほどの馬だけに、決してノーチャンスではない。今週も“福永祭り”となるのか。絶好調ジョッキーの手綱さばきに注目だ。