【マイルCS】ダークシャドウ強烈末脚
「マイルCS・G1」(17日、京都)
抜群の動きで不安を一掃した。レース当該週の調教中に外傷を負い天皇賞・秋への出走を断念したダークシャドウだが、その後の調整は陣営の青写真通り。最終追い切りは3頭併せの2番手でしっかり折り合い、直線で大外から力強く末脚を伸ばして最先着した。
美浦Wで4F53秒3‐38秒3‐12秒2のタイムに「先週は少し反応が鈍かったので、今週はそれを補うような調教を。ケガの影響はない」と堀師。手綱を取ったムーアも「反応が良く、うれしく思ったよ」とうなずいた。
世界を股にかける英国の名手は今年、G1を7勝。JRAでの短期免許をスタートさせた先週も2勝と上々の成績を収めた。来週のジャパンCではジェンティルドンナの手綱も取る、脂の乗った30歳から目が離せない。
昨年の有馬記念6着以来のコンビ再結成。「当時より進歩していると感じた。(良績のない)マイルへの適性がどうかだが、個人的にはどんな走りをしてくれるか、むしろ楽しみにしている」と前向きな言葉で結んだ。