【マイルCS】リチャード最内から逃走
「マイルCS・G1」(17日、京都)
難なく先制を決められそうだ。15日の枠順確定で、コパノリチャードは最内の【1】枠(1)番。「そんなに枠の内外は気にしていなかったけど。ま、悪くないところじゃない?」。宮師の口調は淡々としていたが、ロスなく運ぶには絶好のポジションだろう。果敢に風を切る構えだ。
前走のスワンSは、ダッシュ良くハナへ。終始、リズム良く運んで逃げ切り、改めて非凡なスピードを披露した。「春先に比べて馬体に実が入ったし、気性的にもいくらか成長したと思う。以前はもっとピリピリとしていたからね」と目を細める。前走を含め、京都は3戦全勝。「得意な条件でやれるのはいい」と大一番を心待ちにする。
金曜は栗東坂路を駆け上がり、4F66秒7‐50秒1‐15秒9をマーク。冷たい雨の中、素軽いフットワークで好調ぶりをアピールした。
「追い切り後も特に変わらず。雰囲気は悪くないよ。ペースは逃げ馬よりも、2、3番手の馬がつくるケースが多いから何とも言えないが、距離自体は持つからね。この子のリズムで走れれば」と指揮官は期待を寄せる。前哨戦Vの勢いに乗り、本番でもアッと言わせる。