【JC】シメノン充実度No.1
「ジャパンカップ・G1」(24日、東京)
何もかもが“異色”だ。5歳時には障害で2勝をマークしたシメノン。今年は6月以降に平地重賞を4戦して勝ち星こそないが、いずれも4着以内と安定した走りを見せている。大きなタイトルは獲得していないが、充実度なら今メンバーでNo.1と言っていいかもしれない。
19日の追い切りでは報道陣を驚かせた。コンパクトな馬体を弾ませながら白井ダートで3F43秒2‐11秒2をマーク。その後、ダクとキャンターを挟んで再び加速。3F43秒0‐12秒0を計時するという“2本追い”を敢行した。「アイルランドにいる時と同じ調整方法。末脚にいいモノがあり、速いタイムにも対応できる」とマリンズ助手は色気をのぞかせている。