【浦和記念】ランフォルセ重賞V3
「浦和記念・交流G2」(20日、浦和)
早めに仕掛けた7歳の古豪ランフォルセが、迫る8歳シビルウォーを1馬身差封じて勝利。12年3月のダイオライト記念(川崎)以来になる、3度目の重賞Vを飾った。2着シビルから8馬身離れて7歳エーシンモアオバーが3着に入り、今年もまたJRA勢が実力の違いを見せつけた。
勝ち星こそ遠ざかっていたが、今季はここまで安定して好走。その好調さをランフォルセがようやく勝利につなげた。「行き脚がつくようならハナへでも」と鞍上の戸崎圭が考えることができたのもパートナーの出来の良さに手応えが感じていたからだ。
積極的にハナに立ったマグニフィカ、2番手で追うエーシンモアオーバーに対して、ランフォルセは2周目の3角手前から早めに仕掛けて、きっちりと勝利に結びつけた。追いすがるシビルウォも早めのスパートに対応としたが、前走と同様にやや反応がひと息。地力の高さでゴール前迫ったが、捕らえることはできなかった。
「(最後は)余裕はなかったが、よく頑張ってくれましたね。まだまだ元気ですし、このパフォーマンスだけに今後も期待をしたいですね」と戸崎圭は7歳馬にして進化を遂げる愛馬をたたえる。「うまく乗ってくれましたね」と萩原師もうなずいた。
次走は状態を見ながらになるが、今の充実ぶりならどのレースに臨んでも魅力ある存在として注目されることだろう。