「ジャパンカップダート・Ｇ１」（１２月１日、阪神）

　リラックスムードが漂っていた。ホッコータルマエは２０日、栗東坂路を単走。一定のリズムを崩すことなく、馬なりで４Ｆ５４秒０‐３８秒９‐１３秒３をマークした。またがった幸は「順調ですね。想像以上に力をつけている」と手応えに満足そう。西浦師も「調整程度だが、具合はいいね」と目を細めていた。

　快進撃は止まらない。今年はここまで、交流Ｇ１・３勝を含む８戦６勝。「前走（ＪＢＣクラシックＶ）はハナに行って勝てたのが大きいですね。以前はしまいの甘さがあったが、今は大丈夫。自分の思う通りの競馬ができるし、精神面も肉体面も良くなった」と幸は充実一途の相棒をベタ褒め。培った力を中央のＧ１舞台で改めてアピールする構えだ。

　来春のドバイ遠征を見据え、きっちりと結果を出したいところ。「ここを最大目標にしてきた。負けられない立場だと思っています」と主戦は意欲満々。新たな勲章は、もう手の届くところにある。