【JC】ゴールド惨敗、今後の予定白紙
「ジャパンC・G1」(24日、東京)
まさかの大惨敗だ。2番人気のゴールドシップは見せ場すらなく、15着に沈んだ。超スローペースの流れでも、自分の競馬に徹することしかできない。「前に行ければ行った方がいいけど、それが行けない。馬のリズムを崩さないように、それでも3角手前から徐々に上がって行ったが…」。内田博は表情をこわばらせながら振り返る。直線は大外へ出して追撃態勢を取ったが、最後まで本来の末脚を発揮できなかった。
「応援してくれた、たくさんのファンには申し訳ないが、馬には罪はない。走らせられなかった自分が悔しい。これで終わる馬じゃないし、力はあるので必ず…」。主戦は唇をかみしめ、絞り出すように雪辱を誓った。
「きょうは何もしゃべれん」と沈痛な面持ちのまま報道陣に囲まれた須貝師は重い口を開き、「こんな負け方で申し訳ない。どういう展開だろうと、乗り方だろうと、負けてはいけない」。有馬記念(12月22日・中山)参戦も含めて今後の予定は白紙とし、「ジョッキーの件も含めて、オーナーと相談する」と厳しい表情のまま競馬場を後にした。