【有馬記念】1位オルフェ無念晴らす!

 「有馬記念・G1」(22日・中山)

 JRAは5日、有馬記念のファン投票最終結果(有効投票総数106万4233票)を発表した。このレースを最後に引退するオルフェーヴル(牡5歳、栗東・池江)が8万1198票で2年連続1位。2週前追い切りでは俊敏な動きを見せ、順調な仕上がりをアピールした。

 ファンの後押しを受け、いざ有終ランへ。有馬記念ファン投票で1位に支持されたのは、やはりオルフェーヴルだった。8万1198票を集め、2世代下のダービー馬キズナに約2400票差をつけて、2年連続トップとなった。

 「今回また1位に選んでもらえてうれしいですね。その馬に乗れるというのは騎手として、とてもありがたいことです」と池添が感謝の気持ちを口にすれば、池江師も「これだけの支持をしていただいて、ありがとうございます。ファン投票はとても重みのあるもの。去年の有馬記念、今年の宝塚記念と1位で選ばれたものの、出走できなかった。その分までという思いでいます」とグランプリへの強い意気込みを示した。

 主戦の池添にとって、レースで騎乗するのは今春の大阪杯以来となる。宝塚記念はレース1週前の追い切り後、運動誘発性肺出血が判明して出走を回避。「正直言って、もう乗れないと思っていました。だから、この馬にもう一度乗れるということが純粋にうれしい」とコンビ再結成を心から喜んだ。

 有馬記念に向けた調整はすこぶる順調。5日に行われた2週前追い切りでは、栗東坂路で4F53秒8‐39秒8‐13秒4を余裕残しでマーク。2着に敗れた凱旋門賞後は予定どおりに調教メニューを消化している。池江師は「前向きさがあるし、息の入りもいい。何も言うことはありません」と太鼓判を押した。

 引退式は有馬記念当日の最終レース終了後に行われる。オルフェーヴルの雄姿をターフで見られるのは22日が最後。トレーナーは「長い間応援していただいて本当にありがたい。引退式もあることだし、ぜひ競馬場に足を運んでもらいたいですね」とファンに来場を呼び掛けた。最高の形でエンディングを飾ってみせる。

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