【朝日杯FS】アチーヴG1馬の遺伝子
「朝日杯FS・G1」(15日、中山)
出走馬16頭が12日、確定した。からまつ賞で2勝目を挙げたショウナンアチーヴ。レース直後の検量室前で、管理する国枝師が「お父さん、お母さんともにG1を勝った馬だし、大きいところへ連れて行ってあげないとね」と、朝日杯FSへの参戦を即決した。父ショウナンカンプは02年高松宮記念を制覇。母ショウナンパントルも04年阪神JFで頂点に立った。そんな父と母からG1馬の“遺伝子”を受け継いだ素質馬が、初の大舞台へ挑む。
「お父さんはスピードを生かした競馬を得意としていたが、(息子は)しっかりと抑えが利いて、最後はいい脚を使ってくれる」と指揮官はセールスポイントを挙げる。これまで4戦全てのレースでメンバー最速の上がり3Fタイムを記録。瞬発力勝負型で父とは異なるが、父同様に高い能力を示してきた。「お母さんもあれだけ活躍した馬だから」。両親の現役時代の勇姿を重ね合わせ、さらなる躍進を願っていた。