【朝日杯FS】ベルカント希望の1枠

 「朝日杯FS・G1」(15日、中山)

 絶好の枠を引き当てた。角田師が「1枠がいいですね」と、事前に希望していた通り、ベルカントは1枠1番に決定。「いい枠が引けました」と指揮官は頬を緩めた。過去3戦は、いずれもスピードの違いでハナを切った。「ゲート内もおとなしいし、スタートも速い馬。自分の競馬をしたいですね」と“逃走劇”を示唆した。

 13日は栗東坂路で調整。パワフルなフットワークで駆け上がり、4F67秒3。見た目にもガッチリとしていて風格が漂う。「筋肉量がかなりアップした。太いという感じではなく、男馬のような感じ。成長期なのかな」と手応えを口にする。

 過去3戦は小倉、京都と直線が平たんなコースばかり。今度は直線に急坂が待つ中山に変わるが「先週が一番時計で、今週も一番時計からコンマ1秒差。(栗東)坂路であれだけ動ける馬だし、逆に武器になるんじゃないかな」と期待する。

 リングバミに二重メンコ。デビュー時から工夫を重ね、G1にたどり着いた。「運も味方につけないとね。あとは(武)豊さんにお任せです」。人事は尽くした。あとは天命を待つのみだ。

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