「有馬記念・Ｇ１」（２２日、中山）

　中山巧者のヴェルデグリーンが金星を狙う。ナカヤマナイトと並び、中山でメンバー最多タイの４勝を挙げるコース巧者。特に重賞初Ｖとなった前々走のオールカマーで見せた大外一気のＶは鮮やかだった。

　今年に入って３連勝を決めたが爪の状態が悪化、新潟大賞典１０着惨敗を機に治療に専念。これで立ち直った。大外枠からの発進となった前走の天皇賞・秋では８着に敗れたが、最後方から終始、外々を回ったもの。Ｇ１初挑戦を思えば悲観する内容ではない。

　爪の不安が解消されたことで、この中間もハードに追われている。「この馬の場合は展開ひとつ。調子はいいので中山ならいいところがあるはず。あす（水曜）も攻めますよ」と三野輪助手。最終追い切りもビシッと追って一発の態勢を整える。