「有馬記念・Ｇ１」（２２日、中山）

　戸崎圭も有馬記念は初参戦。３月に大井競馬からＪＲＡの騎手に。移籍後の連続Ｖ記録では３７週の新記録をつくり、阪神ＪＦでは移籍後初のＧ１制覇。さらに年間１００勝もマークし、初年度から十分に存在感をアピールしている。

　「とにかく地方競馬で培ってきた技術と経験を、どのぐらい生かせるかという思いで入ってきた。正直、１００勝できたのはうれしかったし、自分にとっては大きな自信になりました」と振り返りつつも、「納得のできないレースも多かった」と反省も忘れない。

　そんな充実した一年を締めくくるグランプリでは、カレンミロティックの手綱を取る。「前走は強かったですね。これからさらに強くなる馬だし、状態もすごく良さそう。ある程度先行力がありそうだし、相手がどうこうではなく、それを生かせるような競馬をしたい」と気合を入れる。

　「今年以上に勝つのはもちろんだけど、ケガなくずっと乗れて、ひとつでも多くＧ１を勝ちたい」。さらなる飛躍を期す午年へ勢いをつけるためにも、大一番でも存在感を示す。