【ラジオN杯】フロスト重賞初Vへ躍動

 「ラジオNIKKEI杯2歳S・G3」(21日、阪神)

 クラシックを占う重要な一戦となる。デビュー3戦2勝のマイネルフロストが18日、美浦Wの併せ馬で力感のある走りを見せた。僚馬ジョバイロ(3歳500万下)を前に見ながらスタート。4角で追走してきたウインマーレライ(2歳オープン)を含めた3頭併せの形となり、ジョバイロに1秒4先着、ウインとは併入を決めた。

 5F67秒0‐39秒0‐12秒5の時計に、手綱を取った三浦は「動きとしては十分。休み明けでもいい形で出走できる」と手応えをつかむ。高木師も「1週前は動きに重さがあったけど、けさはジョッキーが乗っていい動きだった」と満足顔だ。

 前走の札幌2歳Sは1番人気で5着。不良馬場が、持ち味である先行力を奪った。「きれいな走りをするこの馬には厳しかった」と鞍上は力負けだとは思っていない。「広いコースは合っている。クラシックに向けて試金石となる一戦。期待しています」。力強い口調で重賞初制覇を見据えていた。

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